50歳を目前に歯列矯正を決断
私は歯並びがかなり悪い
今までの写真を見返しても全て口をとじたまま笑っている
大きく口を開けて歯をみせて笑う友達がいつもうらやましかった
私もあんな風に笑いたい
でも自分自身歯並びなんて気にもしたことがなかった
そうあの時まで
社会人になりたての頃友達と飲みに行った時たまたま隣にいた見知らぬおじさんに言われるその時まで
だからそれまではいつも大きな口を開けて笑っていた
たまたまそう、たまたま飲み会で隣にいたよっぱらいのおじさんに
「あんたが一番見苦しい」と初対面なのに衝撃的な一言をはなった

あんたが一番見苦しい
それまの楽しい気分が一変
一瞬にして酔いがさめた
本当にショックだった
衝撃が走った
見ず知らずのおじさんにそんな事をしかも笑いながら
皆の前で大きな声で
自分自身が今まで気にした事なかったからなおさらショック
悲しい?みじめ?怒り?
なんとも言えない感情
自分自身の事なのに自覚すらなかった事
私自身を否定されたような本当に屈辱的な瞬間だった
それからは何も楽しめない
そのおじさんは自分の奥さんをきれいだろう?と自慢して私の友達たちにみせていた
友達たちも「うわーきれい!」とか騒いでいたけど
本当にショックでその会話に混じれなかった
私一人だけ違う世界にいるみたいに
その時その場に居合わせた友達が誰一人そんなひどいことをいわれた私をかばうわけでも
慰めるわけでもなく何事もなかったようにスルーされたのもショックだった
きっと皆もそう思ってたんだろうな
それからだ写真に写るときはいつも口を閉じて写る
笑う時に手をあてて口を隠して笑う
そしてもうすぐ50歳というときに歯列矯正を決断
絶対に死ぬときに後悔するとおもったから
あの時やっとけばよかったと
もっと早くに挑戦すればよかったけどお金もなかったし
怖かったし、あのワイヤーを歯に装着している見た目も嫌だった
そんな時マウスピースで矯正できる「インビザライン」を知った
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